ひきこもりは治すべきなのか?引きこもり歴15年の考え

今回は中学時代から15年間ひきこもり続け、現在「脱ひきこもり」をした私がひきこもりは治すべきなのかについて解説していきます!

そもそもひきこもりの定義とは

厚生労働省によれば、仕事や学校へ行かず、かつ家族以外の人との交流もほとんどせず、6カ月以上自宅に引きこもっている状態または、様々な要因から長期間自宅などから出ず、自宅外での生活の場がない状態とされています。

内閣府の調査によると100万人以上の人がひきこもりの状態にあるといわれています。

結論

早速結論なのですがひきこもりは治したほうがいいです!

 

これを読んでいる引きこもりの人の中には

 

「今令和だよ?家の中で仕事、買い物すべてができる時代じゃん!何の不自由があるの?」

 

とか

 

「ひきこもりは個人の自由だろ!」

 

「ひきこもりは今だけ、いつでも社会復帰できる」

 

とか思っている方も少なくないと思います。

 

しかし、ひきこもりはそんな甘いものではありません

 

ひきこもりが長期化すればどうなるのか、そしてひきこもりを治したほうがいい理由について解説していきます

ひきこもり続けるとどうなる

他人と関われなくなる

ひきこもりは引き籠っている期間に比例して人と関わることができなくなっていきます。

 

学生時代は普通に会話できていても、段々と他人との会話に緊張するようになり

 

普段、他人と話す機会が無いので

 

「自分で発している声の大きさがわからず相手から何度も聞き直されたり」

 

「頭の中で話したいことが上手く口から出てこず早口になってしまったり」

 

など上手く話せなくなっていきます。

 

自分ではちゃんと話してるつもりでも全然声が出てなかったり

 

初めの頃はあまり自覚がなかったりします

 

こういった経験から他人とのコミュニケーションに苦痛やストレスを感じさらに消極的になっていきます。

 

感情のコントロールが効かなくなる

よく孤独な人間が人を襲ったりするニュースを見かけますよね

 

その理由がこれです

 

人の心というのは社会の中で自然と鍛えられているんです

 

例えば、学校の先生に怒られたり恋人にフラれたり友達と喧嘩したり

 

そういった感情的になるような経験を若いころから経験しておくと精神が鍛えられ心の中も冷静でいられます。

 

例えば学生時代にフラれまくってる男性が大人になってからフラれたってそんなに大きなダメージにはなりませんよねw

 

また次頑張ろう!くらいに思うはずです

 

しかし、ひきこもりはそうはなりません。

 

全く精神が鍛えられていない状態で感情的になってしまうような出来事があれば、とても大きく心が動いてしまい自分でもコントロールできなくなり、犯罪につながってしまうこともあります。

 

ちなみに私は以前、飲食店へ行ったとき入り口が開いていたので店に入ったら店主から「やってねぇ」と怒鳴られたことに本気で殺意を覚えたことがりましたwムカついたではなく本気の殺意でした....

 

ひきこもりが家のなかでちょっとしたことでブチ切れる、そんな映像見たことある人もいると思います

 

それも同じ理由です

 

親が洗濯しておいてくれなかった、買い物しておいてくれなかった、好きな人に無視された

 

そんなよくありそうなことにさえ冷静でいられなくなります。

 

体を壊す

ひきこもりはめちゃくちゃ体に悪いです

 

私も当初は若いから大丈夫と思っていたのですが29歳で倒れて目が覚めたら病室でしたw

 

まさかの糖尿病....

 

太ってもいないし甘いものも食べないのに....

 

糖尿病は甘いものを食べすぎると発症するイメージがありますが実はストレスや生活リズムの乱れなど様々な原因から発症します。

 

私はこのブログをはじめて何度かひきこもりの人に取材をしたのですが

 

現在健康ですかと聞いて「はい」と答えた人はいませんでした。

 

ひきこもりの人は当然運動不足になりがちですし、生活リズムもバラバラ

 

その結果、普段から体がだるかったり、頭痛がしたり、いつも眠かったりします。

 

その程度で済んでいるうちはいいですが私のように長期間ひきこもりを続けると必ずどこかで大きい病気を起します。

ひきこもっていると自立できない

ひきこもり状態の自立はなかなか大変です。

 

なぜならお金を稼ぐことができないからです

 

ひきこもりの中には「家でだって仕事できる」と思っている人もいると思いますが、実際皆さんは生活できるだけ稼げていますか?

 

家の中で生活できるくらい稼ぐには「会社に勤めてリモートワークで働く」か「それなりのスキルを身につける」か「根気」が必要です。スキルもない根気もない会社に勤めたくもない人が簡単に生活できるほど在宅で稼げる方法なんてありません。

 

ひきこもりの人は大体これらに当てはまっていると思います。

 

なかにはすごいスキルを持っている人もいたりしますが根気がなく仕事を続けられず稼げてないと思います。

まとめ

ひきこもりとは自分の好きな事だけできるのでとても自由なイメージを持つ方もいるかもしれませんが長期間ひきこもりが続くと、人ともかかわれずお金を稼ぐこともできず体を壊し、場合によっては犯罪を犯してしまうこともあります。

 

ひきこもりの現実は時間な自由はあるが経済的にも精神的にも人生的にも自由が制限されている状態です

 

ひきこもりを治すのは、ひきこもっている期間が長ければ長いほど難しくなっていき自分の意志だけではどうにもならなくなり、大きなきっかけが必要となっていきます。

 

このブログがそのきっかけになれたら幸いです。

 

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